北 前 船 新潟
江戸時代中期から明治まで、北海道から新潟、大阪へと、日本の西側・日本海を航海して物流の一翼を担った北前船(きたまえぶね)。 江戸時代になると、幕府や諸藩の年貢米を船で遠くへ運ぶことは普通に行われていました。 そうした中で、領地の産物の交易をして成り立っていた松前藩(現在の北海道松前町にあった藩)は、その流通や販売を近江(現在の滋賀県)の商人に任せるようになります。 最初は商人の依頼で遠隔地に荷を運ぶだけだった船がやがて独立し、自らが商いを行う「北前船」へと発展します。 まさに「一攫千金(いっかくせんきん)」を実現できる船の誕生で、多くの船主や船頭が商いを行い、あるものは夢をかなえ、あるものは夢破れて消えていきました。 近世・近代に見る北前船の栄枯盛衰。
/佐渡国小木民俗博物館 北前船の寄港地の一つ、佐渡の小木港から南西に約4キロ。 縦板張りの総二階の家々が密集する宿根木集落の一画に、佐渡国小木民俗博物館が建っています。 そこで展示されている全長23.75mの巨大な船は、安政5年(1858)にこの地で建造された「幸栄丸」を忠実に復元した千石船です。 佐渡の民俗学に詳しい、高藤一郎平(たかふじいちろへい)さんによると、「江戸時代の設計図『板図』を元に、実物大で復元しました。 板図は側面図だけのことが多いのですが、この船は平面図も残されていたので現代でも造ることができたのです。 全国でもこの大きさでの復元は希少です。 地元で入手できない材料を岩手県大船渡市の木材問屋に注文したところ、偶然にも社長が佐渡の出身で、かなり便宜を図っていただきました。
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