水中 運動 療法
お水中運動療法などの比較的低強度下での水温 は33∼35℃に保つことが望ましい。しかし、一 般の温水プールの水温は30℃前後が多いため、 水中での運動強度が軽度であれば体温は熱とし て水に奪われていく場合があるので温泉を用い たプールが理想である。
運動療法にはウォーキングなど陸上で気軽に始められる運動もありますが、今回は水中運動についてお話しします。 特性 人体が水から受ける影響 水圧 水中では深さが変わると、水深10cmごとに0.01気圧ずつ圧力が増えていきます。 水中運動は水深100cmから130cmで実施されるので、身体は空気中よりも0.1~0.13気圧余分に圧を受けます。 身体で最も影響を受けるのは胸郭です。 水中運動を行っているときの胸郭は水深20~50cmの間に位置するので、空気中よりも0.02~0.05気圧分だけ吸気の際に胸郭を広げる運動が抵抗を受けます。 したがって一種の努力呼吸が必要になります。
若手の頃に深く考えず運動療法を指導していましたが、中々疼痛が軽快しない症例は何が起こっていたのか。 改めて考えさせられます。 そこで、今回は圧迫骨折後の運動療法を行う際の注意点をまとめてみました。水中ウォークは負荷が軽いとはいっても、やはり運動です。炎症がある程度おさまっていることが運動の条件となります。水中ウォークを始める前は、自分が適した状態か医師に相談しましょう。 運動は関節や骨を鍛えるだけでなく、気分転換にもなります。
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