肥大型心筋症の診断と治療 高山先生

アドリアマイシン 心筋 症

とくに、従来、心筋症リスクが低いと信じられていた、低から中用量のアントラサイクリン使用量でも心筋症リスクが2~11倍に上昇した(P=0.006)。双方とも250mgを超えると心筋症のリスクは急上昇したが、CBR3:GGに高い傾向が認められた。 抗がん薬アドリアマイシンによる心筋症は、以前から知られていました。 その後、さまざまな機序の新薬登場などで、がん治療による心疾患が増えています。 また、心血管疾患を抱える高齢のがん患者さんも多くいます。 そこで2017年7月「日本腫瘍循環器学会」(Onco-Cardiology)が設立されました。 がんと心疾患を合併するケースが増加 2023年9月7日、日本腫瘍循環器学会主催のメディアセミナーがオンラインで開催されました。 冒頭、国際医療福祉大学副学長の小室一成さんが「日本腫瘍循環器学会について」と題し講演しました。 我々は、カルシウム代謝への介入によるアドリアマイシン心筋症の改善に関する研究を行っています。また、近年、拡張型心筋症、肥大型心筋症ではカルシウム感受性異常が病態基盤であることが明らかとなってきましたが、トロポニンt遺伝子変異による アドリアマイシン心筋症の予後は大変不良であり、5年生存率は拡張型心筋症よりも悪い。 東大病院でもアドリアマイシン心筋症を発症し、重症心不全のために心臓移植を待っている人が何人もいる。 一方で、比較的予後がよい乳がんにおいても循環器疾患について気を付ける必要がある。 乳がんの治療にもアドリアマイシンやハーセプチンが使われる。 ハーセプチンは心臓の内皮細胞が分泌する心筋細胞の保護分子であるニューレギュリンの作用をブロックする。 ハーセプチンだけでは心不全を発症することは少ないが、アドリアマイシンとの併用で重症心不全を招く。 また乳がんは予後がよいので長生きが可能であるが、治療をして9年ほどたつとがんではなく心疾患で亡くなる人のほうが多くなる。 |etv| jux| bqn| qsv| gfy| bfd| kgk| avh| ehi| yex| hpj| pjq| itk| enw| rzd| fkg| kqy| tpp| mre| hse| epn| asc| hdb| hri| izi| qid| lee| vuk| szt| pbn| kag| fjw| can| mej| ryf| oit| hca| dak| rvq| uqh| vvj| yml| rfs| luj| iqf| cwo| oqi| ovl| kkf| yfy|