急性 肝炎 入院 期間
急性肝炎はウイルスに感染してから数週間から数ヵ月後、または、薬剤を初めて投与されてから数週間後に発症します。 一般的な症状としては、全身倦怠感、食欲不振、黄疸などです。 このような症状がでてしまったら、血液検査などで肝炎の程度や原因を調べる必要があります。 急性肝炎の治療法は入院して安静にしていることが基本です。 食欲がない場合は、点滴を行って体力の維持に努めます。 急性肝炎はほとんどの場合、数ヵ月で症状はおさまります。 慢性肝炎 慢性肝炎は急性肝炎が治りきらずに、肝細胞の破壊と修復が6ヶ月以上にわたって絶え間なく続いている状態をいいます。 肝臓病の中で一番多いのがこの慢性肝炎で、一部は肝硬変へ進むことがあります。
急性肝炎になってしまった場合は、主に入院して安静にしていることで回復を試みます。基本的に手術も薬物治療も行いません。食欲が無い場合は点滴で栄養を取ることもあります。数ヶ月で症状が収まることが多いです。
肝炎ウイルスが体内に侵入してから症状が現れるまでの潜伏期は、3~8週間であることが多いですが、B型肝炎では6カ月になることもあります。 そのため原因の特定が困難になることもあります。 急性肝炎の検査・診断 急性肝炎の診断には、まず血液検査が行なわれます。 罹患している場合は、肝細胞内の酵素であるALTやASTの著明な上昇や、黄疸の指標となるビリルビン値が上昇します。 さらに、重症度の判断のために血液凝固能検査やアンモニア値の測定も行ないます。 また、各ウイルスに特異的な血液検査を行なうことで、原因ウイルスの特定が可能になります。 ウイルスの種類により経過と重症度が異なるため、原因ウイルスの特定はとても重要です。 医学解説 早期発見のポイント 予防の基礎知識 解説:菱木 智 横浜市南部病院
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