銅鐸 意味
ご質問の銅鐸は、吉野ヶ里遺跡と同じ弥生時代に近畿地方を中心に作られた青銅(銅にスズを加えた合金)製の祭りの道具です。 銅鐸の起源については、中国で作られ始め、朝鮮半島に伝えられた銅の鈴であろうといわれています。 朝鮮半島の銅鈴は、多鈕細紋鏡(たちゅうさいもんきょう)という特殊な凹面鏡や銅剣(どうけん)とともにお墓に入れられていることが多いのです。 これらの特殊な品物をもった人物は、おそらく神の声を聞く呪術師(じゅじゅつし)であっただろうと考えられています。 日本に伝わった銅鈴は、大きくなり、紋様を鋳出すなどのアレンジが施され、銅鐸に変身するのです。
銅鐸 (どうたく)は、 弥生時代 に製造された 釣鐘 型の 青銅器 である。 紀元前2世紀から2世紀の約400年間にわたって製作、使用された。 語源となった「 」は古代中国大陸において用いられた柄付きの青銅器の楽器である。 鐸は柄を持ちもう一方の手にもった打器で鐸を打ち鳴らして音をだした。 これに対して吊るして使用される楽器は「 」と呼ばれる。 弥生時代の銅鐸は 鐸 もしくは 鐘 のような形をしている青銅器である。 日本では古くから「銅鐸」と呼んだが、実際には 鐘 のように吊るして使用された [1] 。 銅鐸の名称がはじめて用いられたのは 8世紀 に編纂された 続日本紀 においてである。 和銅 六年( 713年 )に 大和国 宇陀郡 において見つかった銅鐸が献上されたと記されている。
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