酪農 赤字
3月に中央酪農会議が実施した調査では、157人の酪農家のうち85%近くが赤字経営だと答えた。 さらに、そのうち4割以上が月に100万円以上赤字
日本の酪農家が経営する牧場の84.7%は過去1カ月の経営状況が「赤字」。 赤字経営の酪農家の4割以上は1カ月の赤字額が「100万円以上」(43.6%)。
飼料高騰などで酪農が危機的な状況に直面する中、各地の酪農家らが国会議員に直接、緊急支援を求める酪農合同ヒアリングが3月13日、衆議院第2議員会館で開かれた。 主催した団体が行った調査では、98%の酪農家が赤字経営と回答しており、ヒアリングでは「1頭10万円の緊急支援が必要だ。 早急な現金給付がなければ酪農がつぶれてしまう」と迅速な対応を求める声が相次いだ。
酪農家の85%が「赤字経営」。 その内、4割以上が月「100万円以上」の赤字に。 現在、酪農業を営んでいる全国の酪農家157人を対象に、経営状況に関するアンケート調査を行いました。 まず、経営する牧場の過去1カ月の経営状況を聞くと、全体の84.7%が「赤字」と答えました[図1]。 赤字と答えた133人に1カ月の赤字の金額を聞くと、「100万円以上」と答えた人が43.6%にも上り、赤字金額が最も大きい酪農家では1カ月の赤字額が2,000万円となっています[図2]。
最近まで経営は極めて順調だった 番組は、経営コストの大部分を占める配合飼料の価格がこの 2 年間で 1.5 倍になったことやオス子牛価格の暴落を経営悪化の理由として挙げている。 しかし、その前はどうだったのだろうか? トウモロコシの国際価格は、 2014 年から 2020 年までの 7 年間、低位で安定していた。 最近の 10 年間のうち 7 年間は底値だったのである。 酪農家の副収入であるオス子牛価格は、通常 3 ~ 5 万円ほどだった。 それが牛肉価格の高騰で、 2016 年から最近まで 10 万円から 15 万円と過去最高水準の高値で推移してきた。 生乳の売上高の方はどうだったのだろうか? 生乳価格は 2006 年以降大きく上昇した。
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