誂 う
う [kàrákáꜜù] ( 中高型 - [3]) IPA (?): [ka̠ɾa̠ka̠ɯ̟ᵝ] ( 京阪式 ) からかう 動詞 [ 編集] からかう 【 誂う[要出典] 、やや古: 揶揄 う、調戯う】 相手 が 怒った り 困った りするよう 仕向け て 楽しむ 。 「おやおや。 まあお熱いところでも召上れ。 」上さんはこう 揶揄う ように云いながら彼に茶をすすめた。 ( 豊島与志雄 『球突場の一隅』)〔1916年〕 [1] お母さまは笑って、「それじゃ、かず子さんは早死にのほうかな」と私を からかう。 ( 太宰治 『斜陽』)〔1947年〕 [2] 藻草を纒ったような船夫達が何人も群れて、白く化粧した女を 調戯い ながら、よろよろと歩いていた。
誂 *l'eːwʔ : Pronunciation [edit] Japanese kanji with historical on reading てう; Japanese kanji with on reading てき
1 まぎれて 、進むべき道や 方向 がわからなくなる。 「 山中 で道に—・う」 2 どうした らよいか 決断 が つかない 。 「 進学 か 就職 かで—・う」「 判断 に—・う」 3 心が 乱れて よくない 方向 へ行く。 欲望 ・ 誘惑に負ける 。 「 色香 に—・う」 4 死者 の霊が 成仏 できない でいる。 「—・わず 成仏し て 下さい 」 5 区別 がつかなくなる。 まぎれる。 「 霜 を待つ籬 (まがき)の 菊 の宵の闇に置き—・ふ色は 山の端 (は)の月」〈 新古今 ・秋下〉 6 秩序 なく あちこち へ 行ったり来たり する。 「 上の 御局 に 参り ちがふ 気色 どもしげく—・へば」〈源・ 花宴 〉 7 布の 織糸 が 弱り 、糸が 乱れ かた よる。
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