芦 雪
芦雪は、29歳の頃、天明2年(1782年)版「平安人物誌」画家部に名を載せ、絵師として名を成し始めます。 また、この頃より多くの禅僧との交際が始まったと考えられます。 1786年(天明6年)、応挙と古く親交のあった愚海和尚が、若き頃に応挙と交わした「蓋し愚海若かりし頃芦雪の師円山応挙と親交あり、或る日応挙和尚に向いひて曰へるやう、師若し他日一寺を建立するあらば、余は必ず寺のために揮毫を惜まざるべし」との約束をもとに無量寺再建成就の際、本堂の襖絵の依頼のため応挙を訪ねます。 応挙は祝いに『波上群仙図』や『山水図』等、障壁画12面を描きましたが、多忙な上に年齢的なこともあったため、弟子芦雪に障壁画を託し、名代として京から南紀に向かわせます。
近年は、伊藤若冲や円山応挙と並び人気の芦雪の特別展が、九州 ゆるくてかわいい仔犬から、目力あふれる龍や虎、さらにはどこか色っぽい幽霊画まで、幅広い絵画を描いた18世紀の江戸時代を代表する絵師・長沢芦雪(1754~99年)。
長沢芦雪(ながさわろせつ)は江戸後期に活躍した奇才の画家。 希代の天才絵師と呼ばれた円山応挙(まるやまおうきょ)の一番弟子ですが、応挙の画風から逸脱して自由奔放な作品を数多く残したことでも知られています。 長沢芦雪の作品が見られる美術館や施設をまとめました。 スポンサーリンク 目次 [ 表示] 無量寺(和歌山) 『虎図』 長沢芦雪の代表作として知られる『虎図』。 師である円山応挙の名代として出向いた和歌山の無量寺で、思いのまま自由に描いた作品群のうちの一つです。 (明日階段でこけるかもしれずつまり一寸先はどうなるかわからぬゆえ→)…辛抱たまらず観に行く。 なんでか前から長沢蘆雪好き。 無量寺 (串本)まで行ったことある。 『虎図襖』と再会。
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