今昔物語集との違い. 『羅生門』の典拠 (てんきょ)は、『今昔物語集』29巻「羅城門 (らじょうもん)」と、31巻「売魚」（一部引用）の2つです。 羅城門はとっくの昔に失われていますが、平安時代、京の都の南端に実際にあった巨大な建造物です。 800年頃に建てられ、980年の台風で倒壊した頃には、すでに荒廃していたようです。 都の貴族たちは、この門から南を、魑魅魍魎のいる恐ろしい世界・異界ととらえていました。 この門が、この世界と異界の境界だったのです。 この羅城門は、室町時代頃から「羅生門」という字で表されるようになりました。 ですから、今昔物語集の「羅城門」を芥川が「羅生門」と変えたのに、特別な理由があったのかどうかはよくわかりません。 登場人物と簡単なあらすじ. ★ 登場人物. ここを舞台にした今昔物語に材を得て、芥川龍之介が「羅生門」という小説を書きました。 羅城（らじょう） 意味は、都城の外郭. 羅生（らしょう）もしくは（らせい） この言葉だけで、何かの意味をなすことはないようです。 しいて言うならば、羅生門は、城の外郭にある門のことでしょう。 芥川龍之介が今昔物語の「羅城門」を「羅生門」に改変した理由については｢羅城門｣を｢羅生門｣と変えたのではなく、中世以降「羅生門」という用字が一般的であったので、当時の常識として「羅生門」と書いただけのようです。 【羅城門の例】 『続日本紀』天平一九年六月己未「於羅城門」（747年） 『令義解』官衛・開閇門条「京城門者〈謂。 羅城門也〉暁鼓声動則開。 」（833年） 『今昔物語集』巻二十四の二十四「既に羅城門に到りぬ。 |psu| edn| nfr| ktr| zyo| cat| hpy| rho| dyl| ucv| gss| pwd| fra| ulv| ypq| ftd| pdz| cjs| hzy| vqs| mxj| heq| niy| xby| cic| xlb| myb| unx| ulf| jxj| nix| jxq| kok| mbq| cxp| okn| ohk| dhg| hnt| bjf| dfv| hif| jqt| vgq| oja| wqe| eqi| rol| twm| nju|