髄 膜 炎 項 部 硬直
髄膜炎の診断は、意識の状態、脈拍、血圧、呼吸の状態、手足の感覚や運動の異常、脳神経の障害、炎症が髄膜に起きると頚部が硬直するため項部硬直があるかどうかについて調べます。 髄膜炎の検査としては、髄液検査、脳波検査、画像検査を行います。 髄液検査 髄液検査の方法としては、横向きにベッドに寝て、丸く背中をします。 局所麻酔を腰部に注射します。 次に、くも膜下腔まで細い針を挿入して、少しずつこの中の髄液を採ります。 準備も含めて検査する時間としては30分くらいです。 普通、髄液は無色透明です。
髄膜自体の刺激や、急激な頭蓋内圧亢進などにより生じる症状で、 項部硬直 、 ケルニッヒ徴候 、 ブルジンスキー徴候 、 ジョルトアクセンチュエイション ( Jolt accentuation )があります( 図3 )。 図3 髄膜刺激症状
2.細菌性髄膜炎. 廣瀬 善清 杢野 謙次 祖父江 元. 要 旨 細菌性髄膜炎は迅速な診断,治 療を要する疾患であり,そ の予後は治療に左右される。臨床 症候としては発熱,頭 痛,項 部硬直などがあるが,老 年者では意識障害のみを呈する症例もみ髄膜炎の症状には、発熱、頭痛、項部硬直(あごを胸につけるのが難しくなる症状)などがありますが、乳児では項部硬直がみられない場合もあり、非常に高齢の人や免疫系を抑制する薬を服用している人では症状が変わってくる場合があります。 腰椎穿刺を行って髄液のサンプルを採取して分析します。 髄膜炎の治療は原因によって異なり(例えば、細菌性髄膜炎には抗菌薬)、症状を緩和する薬剤などが使用されます。 脳と脊髄は、3層の組織層(髄膜)で覆われています。 その層とは以下の3つです。 硬膜(最も外側の層) くも膜(中間の層) 軟膜(最も内側の層) 脳を覆っている組織 くも膜下腔とは、くも膜と軟膜の間の空間のことで、この空間は髄液で満たされています。
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