消化 管 の 働き
消化器系は、からだを貫く1本の管である 消化管 と、それに付随している 唾液腺 、 肝臓 や胆嚢、膵臓などの器官を指します( 図1 )。 図1 消化器系の概観 食物はまず、 歯 で噛み砕かれ、舌で味わわれ、 口腔 を通って 咽頭 から食道へと入っていきます。 さらに、胃で撹拌(かくはん)され、小腸で吸収され、大腸で便となり、 肛門 から排泄されます。 全長約9mに及ぶ消化管は、一見すると身体の中にあるようですが、解剖学的には身体の外です。 つまり、口の端からストッキングのようにくるくると丸めて裏返せたとしたら、内側だったと思っていたものが、外側にもなる構造です。 食物の流れ では、口から入った食物がどのような過程を経て、消化管の中をたどっていくのか、順を追ってみていきましょう。
消化管に入った食べ物は、消化液の働きで、身体に取り入れやすくなります。 食べ物を消化するしくみ 口に入った食べ物が、口の中や胃で消化される様子を実験で確かめます。 関連キーワード: ショウカ ダエキ イエキ タンパクシツ デンプン シェアする この動画へのリンクをコピーする ばんぐみ 一覧 いちらん プレイリスト おうちで学ぼう! 学びをひろげよう ものすごい図鑑
消化管の長軸方向に収縮する 縦走筋 と、消化管の断面を「くびれさせる」 輪走筋 の組み合わせによって、多彩な運動が生み出されることは想像に難くありません。 重要なのは、この筋層同士の間、および筋層と粘膜下組織との間に存在する 「神経叢」 という構造です。 それぞれ発見者にちなみ 「アウエルバッハ神経叢」 、 「マイスネル(マイスナー)神経叢」 という名で呼ばれ、耳にしたことがある人も多いと思いますが、その意義を理解しているでしょうか? 参考になった - 参考にならなかった - 第34回 消化の定義を考えてみよう! 第36回 制酸薬はどこに作用する? この連載の記事一覧へ # 消化器の解剖・生理 この記事を読んでいる人におすすめ 心電図(3点誘導、5点誘導)をみるためのキホン
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