天神 さん 人形
木村泰夫コレクション天神さん人形 全国分布図 ご覧になりたい県の付近をクリックしてください。 各画像からはブラウザの戻るボタンで戻ってください。 各人形の詳しい解説、逸話、製作者、鑑賞の手引きは 本書 をご参照ください。 当コレクションの貸し出しについてはメールにてご相談ください。 また、自宅に展示室を設けております。 大阪へお越しの際はお気軽にお寄り下さい。 メール
江戸末期から明治初期にかけて、旧志太・榛原郡で普及した土製の「練り天神」は、その後人形の胴体が藁になり、布の着物を着た衣装天神へと発展します。 大きな身体に豪華な衣装をつけた志太天神は全国でも珍しく、この土地と一部の地域の人形で「男の子のお雛様」として三月または四月に飾ります。 一体でも存在感のある大きなお人形 衣装を着た志太天神誕生の理由としては、当時、この地区で人形の製造販売が盛んだったことが挙げられます。 志太天神が飾られた地域は富士川以西大井川以東に限定されており、特に旧志太・榛原郡に集中しているのが興味深いところです。 また学問の神様菅原道真公に由来しているというのも、男の子のお祝いとして好まれた理由でしょう。
てんじんにんぎょう 菅原道真 (すが わら のみちざね)を祀 (まつ)った 天神信仰 から生まれ、その姿をかたどった人形。 土、木、練り物、張り子製などあり、全国各地に広く分布している。 江戸時代、 天神 は 学問 、 書道 の神として 寺子屋 を中心に子供たちに親しまれ、正月や3月、5月の 節供 には、雛 (ひな)天神としてこの人形が雛段に飾られ、 山陰 地方などには現在もその 風習 が残っている。 節供前 には天神市 (いち)の立つ土地もある。 さらに天神は農耕神としても広く 信仰 を集めた関係から、各地で郷土色に富んだ天神人形がつくられ、種類が多い。 1917年(大正6)刊の『日本玩具 (がんぐ)解説』に、「衣冠束帯 (いかんそくたい)せる土焼の像なり。
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