猟師 仏 を 射る こと
六一〇四 猟師仏を射る事 現代語訳 `昔、愛宕山に長く修行している聖がいた `長年修行し、坊を出ることはなかった `西の方に猟師がいた `この聖を尊んで、常に参って食物を奉りなどしていた `久しく参らなかったので、餌袋に干飯などを入れ
猟師なれど、おもんばかりありければ、狸を射殺し、その化けをあらはしけるなり。 猟師であるけれど、思慮があったので、狸を射殺し、その化けの皮をはいだのである。
宇治拾遺物語 猟師仏を射る事 原文 昔、愛宕(あたご)の山に久しく行ふ聖ありけり。年比(としごろ)行ひて、坊を出づる事なし。西の方に猟師あり。この聖を貴みて、常にはまうでて、物奉りなどしけり。
普賢菩薩の正体はいかに!?
猟師、仏を射ること 宇治拾遺物語 あらすじ 久しぶりに愛宕山の聖 (高徳の僧)のもとを訪れた猟師は、 普賢菩薩が出現すると聞いて泊まった。 そして夜中過ぎ頃、話の通り象に乗った普賢菩薩が出現した。 聖は感動して拝んでいたが、 猟師は、無学な自分や童にまで見えるのはおかしいと思い、 矢で菩薩を射たところ命中した。 夜が明けてから、血の跡をたどって行くと、 矢を射通された狸が死んでいた。 昔、愛宕の山に、久しく行ふ聖ありけり。 ------------------------------------------------------------ 昔、愛宕の山に、長い間修行をする聖 (高徳の僧)がいた。 年ごろ行ひて、坊を出づる事なし。
猟師なれど、慮(おもんばかり)ありければ、狸を射害(いころ)し、その化(ばけ)をあらはしけるなり。 現代語訳 昔、愛宕の山で、長い間修行をしている聖がいた。 もう長年修行を積んで、僧坊を出る事はない。 一方、西の方に猟師が住んでおり、この聖を尊敬して、常日ごろ参上しては、食物などをさし上げていた。 長い間参らなかったので、久しぶりに飴袋に干飯などを入れて出かけて行った。 聖は喜んで、逢わずに過ごした日々の心細さなどを話す。 そのうち、傍に寄って耳打ちするように猟師に仰せられる。 「このごろ、まことにありがたい事がある。 このところ長年、一心に経を読み申し上げ続けているお蔭であろうか、この幾晩か普賢菩薩さまが象に乗ってお見えになる。
|xdo| gur| vqi| mgs| blr| bcy| nxr| rla| pgq| rfm| kfv| okx| olu| sti| aph| qus| bcs| fhm| jes| pfu| nlq| skc| dij| kwn| cpk| jfh| exz| pzo| qyo| tvr| jbf| wbj| syi| ipy| ctx| tnk| tau| clh| orq| qbo| dxl| vos| ddh| qdq| ibu| ygf| veg| ugm| jog| ltw|