ねぷた と は
ねぶたとは、東北地方で行われる 七夕 行事のひとつ。 紙貼りの 扇 ・ 人形 ・動物などに火を灯して屋台や 車 に載せ練り歩く。 特に、 青森市 ・弘前市のものが有名。 弘前では「ねぷた」と呼ぶ。 ねぶたの語源・由来 ねぶたは「眠たし(ねむたし)」の語幹に由来する説が有力で、かつて各地で見られた「眠り流し」の行事が発展したものといわれる。 眠り流しの行事は、七夕に 木 の枝や藁人形を流すもので、 秋 の収穫期を 前 に、 労働 を妨げる睡魔をはらうために行われた。 ネムノキ を 目 に擦りつけ、「ねぶた流し河流し」と唱えながら川に流す 地方 もある。 青森市の「ねぶた」と弘前市の「ねぷた」の違いは、「ねむたい」を言うときの方言の違いであろう。 ねぶた/ねぷたの類語・言い換え
「ねぶた(ねぷた・ねふた)」という名称は、東北地方を始め、信越地方「ネンブリ流し」、関東地方「ネブチ流し・ネボケ流し・ネムッタ流し」等の民俗語彙分布と方言学から「ねむりながし」の眠りが「ねぶた」に転訛したものと考えられています。
「青森ねぶた祭」は、国の重要無形民俗文化財に指定されている有名なお祭りです。 大迫力の「ねぶた」と呼ばれる山車と共に、「ラッセラー、ラッセラー」という掛け声をかけながら踊り子のハネトたちが場を盛り上げる様子が人気です。 「青森ねぶた祭」の由来は七夕祭りの灯籠流しと言われていますが、起源は明らかではありません。 奈良時代に中国から伝わった「七夕祭」と、津軽の習俗や精霊送りなどの行事が合わさって時代と共に変化していったと考えられています。 7月7日の夜に灯籠と一緒に穢(けが)れを川や海に流して無病息災を祈る行事だった「七夕祭」。 その灯籠が「ねぶた」と呼ばれたことから、「ねぶた流し」となり、今の青森ねぶた祭のねぶたの海上運行がその名残となっています。
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