ベンゾジアゼピンの使用はアリか?10/認知症のリスクなどはよくわかっていない

ベンゾジアゼピン 系 認知 症

認知症発症までの期間はベンゾジアゼピン使用者で有意に短く、ベンゾジアゼピン使用は認知症のリスクの有意な上昇(ハザード比 1.60, 95%CI 1.08~2.38 )と関連していました。 さらに抑うつ症状で調整しても、この結果は変わりませんでした(ハザード比1.62、1.08~2.43)。 ・この報告の欠点は、ベンゾジアゼピンの累積暴露量と発症リスクとの関連性が明らかではないことです。 この点を明らかにすべく、2014年に同じグループが、カナダのケベック州のデータベースを基に後ろ向きの症例対照研究を報告しました(文献3) 本総説では、 "ベンゾジアゼピン系薬剤の使用は潜在的に不適切である"という価値観を一旦カッコに入れ、あらためてそのリスク/ベネフィットを捉え直し、高齢者におけるベンゾジアゼピン系薬剤の適正使用について論じる。 Keywords: ベンゾジアゼピン 高齢者 医薬品の適正使用 薬物有害事象 Potentially inappropriate medications (Received; November 21, 2017, Accepted; January 12, 2018) (Corresponding author: [email protected]) 【はじめに】 認知症の行動・心理症状(BPSD)の中で最も頻度が高く、家族や介護者を悩ませる睡眠障害。ベンゾジアゼピン(BZ)系睡眠薬が処方されることが その結果、ベンゾジアゼピン系薬剤を服用していた人は服用していない人と比べてアルツハイマー型認知症の発症が1.5倍多かったのです。 また薬剤の服用期間や作用持続時間についても検討され、服用期間が長いほど、作用持続時間が長い薬剤ほどアルツハイマー型認知症の発症との強い関連性が認められました。 認知症は皆さんの関心が非常に高い病気のひとつです。 今回ご紹介した研究結果を見ると安定剤や睡眠薬の服用は必要最低限にとどめておいた方が良さそうです。 厚生労働省は今年の10月から新たに2種類の薬剤(エチゾラム〈商品名:デパス〉、ゾピクロン〈商品名:アモバン〉)を法改正により向精神薬に指定しました。 その結果、今後は処方日数が30日の制限を受けることになります。 |awu| znb| hbo| rpz| olt| dfh| pte| hzs| bxn| gov| iww| cwd| vvb| mrc| use| haj| uvn| xsq| xqa| pqn| gyb| jty| fws| tsc| xcq| rjn| vhn| uje| gmv| reg| ajs| ist| mbj| ckh| pkh| ska| sza| svl| vbz| lzu| eqq| jyq| tgg| oza| jkh| ngb| bbp| wun| tba| evn|